ブレッドファクトリー・パーカーハウス

PARCOや西友の存在感だろうか

新所沢駅の顔は長らく西口と言っても過言ではなかった

現代的で整備された雰囲気の西口に比べると、東口は飲み屋街や飲食店といった住民のリアルを象徴する街並みとなっている

時を経てPARCOが撤退を決め、気づけば西口には高層マンションが立ち並び静けさが増している

翻って東口はイイダなどの撤退はあったものの、さほど変わらぬ日常が続いているように見える…

そんな新所沢駅東口の目抜き通りに店を構えているのが『ブレッドファクトリー・パーカーハウス』である

入口から工房にかけて奥に伸びる縦長の店舗

中央の通路を挟んで左右のロングシェルフにパンが並ぶレイアウトだ

店に入ると左手にずらっと並ぶハード系のパンたち

そこにこの店の顔であるフランスパンがオーラを纏ってお客をお出迎えする

形も色も美しい、惚れ惚れする洗練さに圧倒される

店内は焼かれたパンたちが芳潤な香りを放っている

ハード系が好きな人ならこの店に入った瞬間、幸せになれるだろう

カットされて食べやすいサイズにまとめてくれているフランスパンたちも嬉しい

ささやかな気遣いにこの店の自信と良い意味での余裕が感じられる

右手にはラウンドパンやサンド、食パンなど少し柔らかめのパンたちが並ぶ

ハード系に比すると脇役なのだろうが、それが惜しいくらいに完成度が高い

とどのつまり、どのパンを選んでもこの店は間違いがなさそうだ

フランスパンはパン屋の実力が顕れる一品だ

バゲット系の美味しさを楽しみたいならこの店を推したい

「良い店に巡り会えた」

訪れた人であればきっとそう思ってもらえるはずだ

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